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OSB 4000x600x25mm

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 MUKU-DATA  OSB 4m 600x25mm  


へぇ~ これ誰が持ってきたの?
厚みのあるOSBのサンプルとそれを使った今どきの棚板の使用例

OSBで長尺4m材の厚物があるのは知らなかったなぁ・・・

OSBっていえば、初めてその部材を見たのはエンジニアリングウッド(EW)の中の一つで
TJI(トラスジョイストアイビーム I型ジョイント)で
I型ビームの両端のフランジ部分にはLVLを使用して、ウェブ部分の面材にOSBが使われていた。
その後2x4の面材として徐々に目にするようになり(90年代後半頃だったかと思う)
今は当たり前にホームセンターでも置いてある。
木片を接着プレスして成型したもので、
下地素材その物の見え方が、面白くもあり、倉庫や収納庫、店舗の壁面など
そのまま仕上げとして使っている現場も時々目にします。

流通しているOSBは少し色のある薄茶径木片で作られたエインズワース社製(カナダ)と
白に近いクリーム色っぽいクロノポール社製(ポーランド)の2種類を良く目にする。
(クロノプライ社製(ドイツ)ってのもあるようだが・・)
県内で耳にするのはエインズワースとクロノポール。

で、そうそうこのサイズに注目
建築の現場では、棚板、カウンター材、・・と(合板が使いやすく爆発的に普及したように)
このサイズでの現在の不動の地位にあるのが集成フリー板
これもかつては存在しなかったがその使いやすさから爆発的に普及して
今は建築現場では必須資材となっている。
良くいう集成材のフリー板 4200x500/600mm サイズのブロック集成のこと。
材種は様々で、メルクシパイン、赤松、ラジアーターパイン、タモ、ニレ、ゴム、
少し変わっところではブナ、ウォルナット、欅、チークなんかも存在する。

素材としては否定はしないが、=残念ながらチープなイメージが出来上がってしまった。
(どこでもだれでも使うと、そう見えてしまうのか?
考えなしに便利さだけを優先させ取り付けた結果が、そう見える使い方=チープに見えてしまうのか?)
そんなイメージが出来上がってしまった事で、
ここ4~5年は、例えばカウンター材でもブロック集成ではなく
長さ方向は1枚で巾方向だけハギ合わせた、巾ハギ材を使った現場も目にするようになってきた。
例えば、TVボードの天板 2700x400x30mm3枚ハギとか、
書斎のデスク 1200x650x30mm 5枚ハギとか、、といった感じで。。。
これだとブロック集成よりも随分と見た目の印象が異なって見えるしグレード感も随分と上がる。
製造する手間は巾ハギ材よりブロック集成の方がかかっているのにねぇ・・

で、集成フリー板より安く、インダストリアル的イメージに近づけたいのなら、
このOSB 4m 600x25mm 便利で良さそうだね、って感じ。
インダストリアルデザインって=無駄なくシンプルなんだけど素材選びには意外とお金がかかって
本末転倒になっている感があるから、(例えばフレキシブルボードなんて高いし加工性が大変だったり)
このOSB 4m材なら安くていいかもしれないなぁ・・
って眺めてた。

昨日もビルダーさんとお話してて
一つのテーマの中で「カウンター材」というのがあったんだけど、
ブロック集成から巾ハギ材へ移行は、まぁまぁ・・

巾ハギ材から 「無垢一枚板」となると
ぐーーーんと
そこの壁が大きいなぁ・・って感じた。


全ての部材に無垢一枚板を使うと、何だかかえって野暮ったくなるので
強弱をつけてメインとなる箇所に一枚板を使うことで集成と無垢の比較対象もできて
一層一枚板カウンターが凄く良く見えてきたりするんだけども。。。

騙されたと思ってどこかに一枚、使って欲しいんだよねぇ・・
無垢一枚板・・・
(結局そこかい、オマエ・・・なんですがねぇ、 4mのOSBの話だったはずが。。)





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by solid6q | 2021-02-03 08:35 | 住まいの部材