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帯鋸目 ヴィンテージ調

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 MUKU-DATA  ホワイトアッシュ テーブル天板用 巾ハギ 巾100~180mm程度


鉄の脚に巾ハギの天板用として、モルダーを通してサンダー仕上げされたキレイに仕上がったものではなく、
少しラフな感じの天板を製作したいと業者さんからの要望。
ラフな感じ・・・

Wアッシュなど現地挽き広葉樹はもともと仕上がりは粗く、
鋸目が残っているものが多い。
巾に対して鋸目は斜めに入っているので厳密に言えば帯鋸製材ではなく
丸鋸などで一気に何枚も製材できるギャングリッパー等で挽いているのだろう。

半仕上げ、ラフな仕上げ?と言ったらいいのか・・
エイジング加工は使われた風味感を+加えるが、
これは最後まで仕上げない・・鋸目を残しながら仕上げる、不完全燃焼仕上げとでもいったらいいのか?

きっとここに着色をすると仕上がっていない鋸目部分は濃い色付けになり、
求める表情に近づくのではないだろうか。。。
これは巾ハギの天板用としてオーダー頂いたが、
例えばヴィンテージ風の棚板、カウンターなど半仕上げの鋸目残しは色々と応用できそうです。

仕上げて綺麗に見せるのが当たり前、
あえて完全に仕上げない風合いは職人からすれば戸惑ってしまう作業とも言える。
そしてその風合いの良し悪しには加工する人のセンス、個人差が出てくるだろう。

建築資材の現場でも要望はより細かく細分化されてきている。
ここに応えられるかどうかが大手にはできない
零細企業ができる事、やるべき方向かもしれない。










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by solid6q | 2019-10-11 08:02 | 無垢巾ハギ