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欅 帯鋸目 カウンター

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 MUKU-DATA  欅(けやき)帯鋸目(おびのこめ) 2.9m 330x50mm


古材差し鴨居を製材しなおし、カウンターとして取付けたリフォーム中の現場です。
→ 先日の記事 古材差し鴨居再利用

大工さんがプラスターボードを張る前に、
お施主さんが自らオイルを塗布。
このタイミングで塗れれば、マスキングテープも不要だし、壁面を傷める事もなく
さほど手間もかかりません。
そして、何より自ら手を加えるというのは木に対して一層愛着が湧くものです。
素地の欅にオイルを塗ると欅本来の色合いが顔を出します。
木にオイルを塗りこむ作業は、木目も際立ってきますし一番楽しい作業かもしれませんね。

サッシフレームの直線と帯鋸目の凹凸との間の陰影がいいと
言われていたお施主さん。
そこ見ますかぁ・・
繊細な感覚だなぁ・・と思いました。









和室2間だった畳間をフローリングの間に変える工事です。
一位の床柱と落し掛はお客様の意向で残す事に。
床の間だった部分を書斎カウンターにします。
カウンター :タモ D600mm 耳付
1段目棚:欅古材の残りの板:D約300mm
2~4段目:ホワイトオーク ストレートカット
一位の床柱は経年変化でいい色合いに深みをましています。
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塗布後、拭き取り。
欅と下はホワイトオーク

古材と新しい材のミックスです。
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リフォーム現場はライブ感覚が大事かと思います。
(図面通りではなく、こうした方がもっといいのでは?っていう)
基本デザインはお施主さん、
大工さんがそれをできるかどうかをプロとして的確に判断、
そして造作、決して何でも出来ない事はないが手戻りのないように(やり直しは手間=お金がかかる)
材料に関しては木のプロとしてアドバイス。
細かな納まりの積み上げ。
お客様は当然だが、作る側の職人とそこに携わる業者の気持ちがこもっていると
空間は良くなることは過去経験済み。
どんなに腕が良くても、また知識があったとしても、どこよりも安かったとしても、
それは別な話で、気持ちが入ると出来た際にそこに流れる空気感が違うってのは
不思議と感じるものです。
特に木の家、
手加工の多い木の家は明らかにそうです。












by solid6q | 2018-06-13 07:35 | リフォーム