浜縁・高欄

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 MUKU-DATA   杉材


大切にされてきた地域の小さなお諏訪様、
ここの浜縁の床板が傷んだので床板、高欄、階段部分の改修を行うとの事、
大工さんが積算した木材調書を見ても、いまいちピンと来ないので
現場を見てきました。

昭和初期に建築されたそうで築90年前後風雨に曝されながらも
ずっと地域を見守り続けてくれた神社です。

実際に見てみると、あぁこの部材はここね、ではこれで大丈夫だね、とか
ここは節がない方がいいね、など良くわかるものです。
また材は杉材が使われているようですが、
床の勾配、縁の下の通気、材の使い方や配り方など
良く考えて作られている事が見えてきます。

目詰まりのいい材は耐久性もありますから、浜縁を支える束材に、
また回廊に敷かれてある4尺ほどの床材は外側と内側の木口の厚みが違い
前木口は厚く後ろ木口は薄く斜めに製材されてありました。
当時は材は高価なものでしたので、
同じ厚みで例えば10枚取れるところを斜めに木取りすることで12枚取ったのでしょうね。

長く風雨に曝され年輪の冬目が浮き出して浮造りをかけたような
グレー色に変わった材には何だか少し萌えてきますね。

また100年と、次に繋げていく為の
大切な改修工事です。










大工さんが試しに高欄部分を作っていました。
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by solid6q | 2018-04-03 08:12 | 伝統技術と意匠