2017年 06月 01日
チーク 造作材 上り框・玄関巾木
「仕上がり寸法は 1820 90x50mm、材はチークで」
条件は上記のみ。
上り框は玄関で家の顔、
どうせなら杢のいいほうがいいのかな・・
(気づいてもらおうが、どうであれ。
でも完成していつかどなたかがそこの家を訪れた時に、もしかしてわかる人がいるかもしれない・・
そんなどうなるのかわからないずっと先のことなど思いながら)
で、杢のある材を選別して製材しました。
触って削って製材しながら、あぁチークってやっぱりいい木だなぁ・・
と思ったり。。。
チークの丁物を仕分して保管してあります。
節のあるもの、並みの板目、杢のあるものなど・・・
玄関框、ここで最高なものを使わずしてどこで使う、
待ってて良かった。
表面の木目を見る為と製材時にカネを出してきっちり挽く為に
万能機の手押しでL面を削る
随分、油分が多い。
重さも物によって違う。
杢目のいい表情のあるチークは玄関框用、
少し大人しいものは裏口の上り框用、
強弱をつけて。
そして製材。
チークは比較的大人しいので6mm程度の分増しで製材。
う~ん、油分が多いので、大鋸屑が飛び散らない。
触るとしっとりしています。
製材は 框材は96x56mm、玄関巾木は96x36mm
挽きたては、例のごとく色は薄く様々な色が交差しています。
製材したものは大工さんの作業場へ届け、大工さんが最終仕上げを行いますが、
注文先は設計事務所、
図面通りで現場は進んでいますが、
杢目の使い方、向き、などの指示は、当然ありません。
左右、上下、表裏、向ける面で、かなり見え方も変わってきます。
通常、そこを考えている大工さんなら、
仮に下請けでも、そのへんは考慮しながら取り付けるのですが・・
そこから先は材木屋が口を出すのはおこがましいのかな。。
ここの現場の大工さんはそこらへんはわかっている感じですが、
念のためと、
こう使ってもらえればなぁ・・と
希望的な意味も込めて、チョークで表示しておきました。
L面の表示、玄関、勝手口の表示。
もし何か連絡がくるとすれば、
「これチークか?色、薄くないか?」
大丈夫、そのうちに濃く深くなりますよ。
by solid6q
| 2017-06-01 08:46
| 広葉樹平割材