2017年 04月 29日
槐 皮剥ぎ
昨年12月に引き取ってきた槐の丸太、
あまり放置すると虫が入るといけないので、製材しようと丸太を眺めていた。
10mmはある樹皮を取ろうとしたら、簡単に剥がれていく。
槐は過去何度か製材したことはあるが、
樹皮を剥がした丸太を良く見た事はなかった。
剥がすと厚い樹皮と丸太の間はヌメっとしたもので覆われていた。
手に付くと透明なクリームを塗ったように手先がコーティングされる。
皮を剥がして、しばらく放置すると、
その樹液は渇き、白い丸太は少し黄色味を帯びてきた。
製材しようと思ったのですが、このままの状態で
しばらくまたおいておくことにしました。
槐は延寿とか、北に植えると魔除けになるとか、
幸運をもたらす縁起のいい木とされるが、
実際にこう触っていると、
そう言われてきた事の意味をなんとなく感じます。
by solid6q
| 2017-04-29 06:55
| 木の素材・テクスチャー