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木の割肌 黄肌

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 MUKU-DATA  黄肌(キハダ) 


先日、薪ストーブにあたりながらお茶をいただいていたら、
ちょっと待ったぁー 、
燃料直前のこの木の破片、こいつが呼んでいる。キハダだ。

名栗加工や、帯鋸目、昔の職人の梁・柱に残る刃物の跡もいいのだけど、
究極は、この割れたままの木の肌合い。
何とか室内のどこかに使えないだろうか?と1~2年ほど前から考えている。

きっかけは、もう5~6年前に市場で買った、
樹齢400年前後の杉の真っ二つに裂けた大木、
その迫力に圧倒され、何に使うかは別として倉庫に今も保管してあります。
神社の脇のあった木で土砂崩れで裂けたしまったと聞いている木です。
その割れた荒々しい肌を何とかどこかに活かしたいと思ってはいるけど、
なかなかいい場所もなく手こずっている。



この薪ストーブ行きのキハダの破片を3個もらってきて、
事務所のテーブルの上にしばらく置いていたのですが、
昨夜、ふと、またこれらが呼んでる。
手に取って握りしめてみると、凸凹、ザラザラしているが、木の温もりも感じる。
なんだか、円空仏や木喰仏と重なったりして、
カバンに入れて持ち歩きたい気分にもなってくる。

これは、何かにしてくれと、言っているな。






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by solid6q | 2017-03-07 08:13 | 木の素材・テクスチャー