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古材など

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■ MUKU-DATA  古材

右から、ロックファー斫り痕(タイ)、舟板(関東)、上:カーリーメイプル(アメリカ)
下:クラロウォルナット(アメリカ)、左は神代タモ(北海道)


商業主義に偏った簡単にデザインされたものに、
もう飽き飽きしているのでしょう・・・

プリミティブアート・・
アノニマスデザイン・・
アンティークにヴィンテージ

益々そういった言葉をよく耳にするようになり、
これは建築業界、木材業界にも、更に浸透してきています。

飽き飽きというよりは、
見る目、見極める目が肥えたと言えるのか・・

決してカタログでは選ぶことのできないもの
自らの足を使い、時間を要します。
明日、すぐに見つかるものでもありません。

そもそも「木」自体、自然が作り出してくれた究極の素材です。
また古い材に惹かれるのは、永い年月への憧れでしょうか・・

床の間、変木、欄間、竹、網代、式台・・・・絶滅寸前危惧材です。
先日、変木丸太の皮の色の奥ゆかしい艶やかさにハッとしました。
まさに琳派のたらしこみ技法のぼかしです。


材木屋はある程度選別して材を置く。
その中から、値段に関係なく
どう見立てて、
どう新たな価値を与えるのかは
作る人、建てる人の
目かと思います。
材木屋の仕事はそれをちょっとだけ手助けさせていただくこと。





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by solid6q | 2017-02-07 08:25 | 材木屋