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桧錆丸太

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 MUKU-DATA  柱:桧錆丸太  幕板:杉の枯材


桧錆をはじめてとして、アテ錆、香節に赤松、ムロ、出節、椎、椿、百日紅、桜・・・
変木(へんぼく)と言われている材は、数寄屋や茶室だけの特権ではないと言わせていただきたい。
この錆丸太、あえて梅雨時に伐採し山に放置しカビを呼んで模様をつける・・
こんな資材って他にあるのでしょうか?JAPANです。
きっと最初に使った人は逆転の発想だったのでしょうね。
変木業界なんて、売れない売れないと在庫を投げ売りしている感じがします。
近い将来、もう山から木を出し作る人もいなくなってしまうのではないのでしょうか・・


納材させていただいたお宅の施行例です。
この手の材私自身触る機会も少ないですからその価値と奥深さを十分理解している訳ではないのですが、
錆の付き加減、模様によっても、価格は反映されてくるようです。

ちょっとした大壁の畳間、敷きこみ板を取り付ければ、野花など活けることもできます。
幕板は樹齢のいった枯れかけた杉材です。
何にしたらいいのかなぁ・・と思っていた端材的なものでした。
この錆丸太+幕板=で 計:3万円以下です。
抜くところとかけるところ、このバランスかと思います。

変木=和室、数寄屋、茶室みたいになっていますが、
もっともっと自由に構えずにいろいろな場所に使って欲しい材の一つです。

これら変木のイメージが出来上がっていますから、なかなかこれらを
自由な発想で操れる、建築家や工務店さんにお会いしたことはありませんし、
自身も、これだ!ってことが降りてこないのですが・・
この材、イヤミなくサラッと使えたなら、
もうあなた様は数寄者認定です。

清龍先生、いかがでしょうか?










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by solid6q | 2016-07-30 07:58 | 変木 自然木