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木の経年変化

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 MUKU-DATA  新潟市秋葉区 I 様邸  設計:金子勉建築設計事務所

FIXの上枠が外れているみたいと連絡をもらい大工さんと補修に行ってきました。
竣工後2年が経過したお宅です。
何故外れたのかなぁ・・と状況を確認しましたが、単なる留め忘れだったようです。
ガラス廻りのシールと強めに枠を取り付けていた事でボンドやビス無しで2年間その状態を
保てたのでしょうね。 大変失礼いたしました。

数年経った家の木の変化を見る事はとても参考になります。
外部では雨風、直射日光があたる場所とそうでない場所は明らかに木の色や状態が違います。
ここの玄関は入り込んでいますので木で製作した玄関ドアはほとんど痛んでなくて
ピーラー材が多少色が濃くなっていた程度でした。(ヤニが若干出ていました。今年の暑さで出たのでしょう)
内部は天井材、敷き込み板、枠などの杉材は赤と白が中和されたようにぼんやりと
してさらに杉材の良さが出てきています。
ラワン合板+柿渋はだいぶ色が濃くなっていい感じに仕上がってきていました。
床のチーク、山桜はそれほど変化は見られません。 

木が変化していく様子、
時間の経過と共に更によくなっていくものだという事を再確認できました。



軽く?一杯ご馳走になってきました。
この桜の柱の思い出話をしたり、
とてもキレイな状態だったので、ドンドン触ってくださいとあえて言わせていただきました。
触って手垢がついてその部分だけ光ったりしたら更にいい感じになりそうなので
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計画時に設計の金子さんの作った模型も飾ってありました。
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畳間の敷き込み板部分には季節の草が・・・
矢羽薄(ヤバネススキ)っていうんですって。
建築資材でも矢羽根網代とかありますよね。

秋を感じるとてもキレイな模様と色でした。

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by solid6q | 2012-09-25 08:21 | 無垢の家